こんにちは。2024年8月から翌年5月までの約1年間、アメリカ・ニューヨークのニューヨーク州立大学ストニーブルック校(Stony Brook University)に交換留学してきたこばやしです。
この記事を読んでいただいた皆さんに、留学してみたい!と思ってもらえるようにシリーズを書いています。また、これから留学することが決まっている皆さんの手助けにもなればと思っています。コメントや質問も大歓迎ですので、お気軽にどうぞ!
前回は、ホワイトハウスや最高裁判所といった連邦政府機関、さらに数多くの国立博物館が並ぶ、アメリカ東海岸屈指の観光地、「ワシントンD.C.」へ旅行について。ニューヨークからたった19ドルのバス旅の方法をご紹介しました。
そして今回は、物価高・ドル高のアメリカで超重要な“コスパ”の話。留学や長期旅行では必須の、現地でのeSIM・SIMカード選びについてです。銀行口座の開設、友人との連絡先交換、サービス登録など、アメリカの電話番号は生活に欠かせません。日本のSIMをそのまま使うのは現実的ではないですよね。
そんな中、僕が徹底的にコスパを追求した結果たどり着いたのが Tello。
結論から言うと、アメリカでは価格・速度・安定性すべての面でTelloがベストです!この記事では、僕が1年間実際に使ってわかったTelloの魅力を、体験談とともにお伝えします。
アメリカでの通信プランはTelloしかない!
Telloは、アメリカを拠点とする格安SIM(MVNO)サービス。僕が感じたメリットは大きく5つあります。
- 契約の縛りなし:月ごとの契約でいつでもオンラインで解約可能!解約手数料もゼロ。
- 自由に選べる料金プラン:データ1GBから無制限まで、通話も0分から無制限まで。データ量と通話時間を自由に組み合わせられるから、無駄な出費を徹底カット。
- データの翌月繰り越し:使い切れなかったデータは翌月に無料で引き継ぎ。
- 国際電話が無料:日本を含む60カ国以上の電話に追加料金なしで通話可能。(日本の携帯電話番号宛ては対象外)
- eSIM対応:物理SIMの差し替え不要。日本にいる間にオンラインで申し込み、到着後すぐに利用開始できる。もちろん物理SIMも無料で郵送してくれます。
これらのメリットについて、以下でさらに詳しく説明していきます。
通信最大手T-Mobile回線を使うから安定・安心
アメリカの通信市場は T-Mobile・Verizon・AT&T の大手3社が支配していて、長期契約や高額なプランが当たり前。数か月しか滞在しない留学生や旅行者にとっては、契約のハードルが高いのが現実です。
その点、Telloは 「縛りなし」「いつでも解約OK」。帰国時に解約手続きも簡単で、留学期間にぴったり合わせて使えます。途中で一時帰国する場合は、プランを一時停止したり最低限のプランに変更したりできるので、余計な出費を避けられます。
さらに、Telloは三大キャリアのひとつ T-Mobileのネットワーク を利用。T-Mobileは全米で広範囲にわたる5Gエリアを持ち、都市部はもちろん郊外でも安定した通信が可能です。

僕自身、ストニーブルック大学のキャンパス、ニューヨーク市内、さらには旅行で訪れたボストン、ワシントンD.C.、フィラデルフィア、アトランタ、シカゴ、セントルイス、フロリダなど…どの都市でも通信が切れることはなく快適でした。格安SIMでありながら、大手キャリアと遜色ない品質を実感できました。オンライン授業や調べもの、友人との連絡など、留学生活のあらゆるシーンでストレスなく利用できます。
ギガ1GB〜無制限 必要な分だけ買えてコスパ最強
Telloの最大の魅力は、プランを細かくカスタマイズできること。
僕の大学ではキャンパス全体にWi-Fiが完備されていたので、学期中はほとんどデータ通信を使いませんでした。一方で、旅行のときには地図や調べもの、SNS投稿でデータをたくさん使うことも。
そんなとき、Telloなら月ごとに自分に合ったプランを選び直せます。途中で残りギガが減っても、いつでも変更可能。だから「今月足りるかな…」と心配する必要はありません。
- 学期中の僕のおすすめ:5GB+通話100分=11ドル
- 長期休暇でガッツリ使う月のおすすめ:15GB+通話100分=21ドル

破格の値段で、必要なときに必要な分だけ。これ以上に留学生向けの柔軟なプランは他にないと思います。
知る人ぞ知る㊙裏技2選
友達紹介リンクを使って次の更新で使える$10ゲット
Telloは紹介制度があり、このリンクから新規登録するか、招待コード 「P3XRZK13」 を入力すると、次回のプラン更新時に使える10ドル分のクレジットがもらえます。
さらに、あなたもTelloを契約したら紹介リンクを発行できるので、留学先の友達におすすめすれば…人によっては通信費がほぼ無料になることも!
実際に僕も留学中に5人に紹介し、50ドル分のクレジットをゲットしました。留学先で「安くて便利なSIMあるよ!」とプレゼンすると、意外とみんな興味を持ってくれるんです。
また、ネット上で「Tello coupon code」と検索すると、プラン購入時に使える割引クーポンが見つかる場合があります。中には使えないコードもありますが、当たりを引ければかなりお得です。
契約住所を「日本」にすると非課税に!
Telloの契約画面には住所を入力する欄が3つあります。
- メイン利用場所(通信確認用)
- Shipping Information(SIMカード送付先)
- Billing Information(請求先住所)
このうち Billing Informationを日本の住所にすると、約10%の消費税が課税されません。入力前は税金が加算されていたのに、日本住所に変えたら非課税に!
オンラインサービスではよくある裏ワザなので、覚えておくと他でも役立ちます。
使わなかったギガを翌月に引継ぎ!
Telloの「データ繰り越し機能」は、多くの格安SIMにはない隠れたメリットです。
通常、30日ごとに自動更新されるとデータや通話時間はリセットされますが、自動更新の直前に手動で更新すれば、なんとこれらがリセットされずに、新しいプランに上乗せされる形で引き継がれます。もちろん、新しいプランが前月と同じものでも構いません。とにかく、自動更新日のギリギリ前に手動で更新。
僕はこの仕組みをたまたまRedditの投稿で知り、それ以来、毎月ギリギリで手動更新するようにしています。結果、学期中は余ったギガをためておいて、旅行中に一気に使う、という使い方ができました。これにより、無駄なくギガを使い切ることができ、より一層コストパフォーマンスが高まります。これは本当に便利で、知っている人が少ない穴場機能です。
他の人気プランと比較してみても、やっぱり安い
留学生にとって便利な機能がたくさんあるTello。最後に、Telloと他の主要サービスを比較してみましょう。
僕が実際に調べた、一般的な利用(5GB+通話100分)と無制限プランの月額料金を並べるとこんな感じです。
利用シーン | Tello | HanaCell | AT&T | Verizon | T-Mobile | Yellow Mobile | Mint Mobile | Ultra Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5GB+100分通話 | $11 | $59 | $50 | $45 | $45 | 約$41 (5980円) | $25 | $24 |
無制限 | $25 | $79 | $51 | $75 | $55 | 約$52 (7480円) | $40 | $49 |
メモ | 最安(僕調べ) | 日本のサービス | 通信大手 | 通信大手 | 通信大手 | 日本のサービス | 格安大手 | 格安大手 |
ご覧の通り、Telloが圧倒的に安いのが分かります。しかも他社によくある契約手数料・解約手数料は一切なし。
「安すぎて逆に不安…」と思うかもしれませんが、僕が1年間アメリカ各地で使って全く問題なかったので安心してください!
ちなみに、すでに他社を契約している人でも、携帯番号そのままでTelloに移行可能です。詳細は公式サポートページで確認できます。
まとめ
今回は、アメリカ留学や長期旅行で欠かせない通信手段として、格安SIM Tello を紹介しました。
- 契約縛りなし・解約自由
- カスタマイズ自在のプラン
- T-Mobile回線で安心の品質
- ギガ繰り越しや国際電話など便利な機能
- 圧倒的な低価格
結論はシンプル。留学や旅行ではTello一択!
余ったお金を旅や友人との思い出に使った方が、絶対に豊かな経験になります。
次回の記事もぜひお楽しみに!
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