アメリカ留学1か月目(8月) フライト・寮・友達作り【NY交換留学記 #5】

NY留学

こんにちは。2024年8月から翌年5月までの約1年間、アメリカ・ニューヨークのニューヨーク州立大学ストニーブルック校(Stony Brook University)に交換留学してきたこばやしです。

この記事を読んでいただいた皆さんに、留学してみたい!と思ってもらえるようにシリーズを書いています。また、これから留学することが決まっている皆さんの手助けにもなればと思っています。コメントや質問も大歓迎ですので、お気軽にどうぞ!

実は、留学中にブログを更新しようと思っていたのですが……想像以上に楽しく、想像以上に忙しくて、気づけば一度も更新できないまま1年が過ぎ、もう2025年7月になってしまいました。

留学自体は5月に終了し、その後はアメリカでできた友人たちと一緒に、世界中を旅していました。このシリーズでは、留学生活はもちろん、その後の旅の様子も含めて、少しずつご紹介していきます。お楽しみに!

この記事では、ニューヨーク留学最初の月、2025年8月の出来事を振り返っていきます。

アメリカ・ニューヨークへの旅立ち

2024年8月19日(月)、父の運転で家族全員と成田空港へ。

トランクいっぱいの夢と希望とともに

羽田空港のほうが近いし直行便もあるけれど、成田を選んだ理由はただひとつ。圧倒的に安い運賃

ニューヨーク・ニューアークリバティー空港(EWR)までは、ZIPAIR (ZG026)でサンフランシスコまで約10時間、そこで3時間のトランジットを経て、東京からサンフランシスコまでは、途中空港での待機3時間、アラスカ航空(AS384)でニューヨークのニューアーク空港(EWR)へ。合計約18時間のフライトで、運賃はなんと約8万円

期待を胸に、飛行機の窓から見たアメリカのどこか

羽田発のJAL直行便(約30万円)と比べて、22万円の節約に。直行便の14時間よりも、一度地上に降りてリフレッシュできる分、むしろ快適でした。また、機内サービスや経由数を気にしないぼくにとっては最高のフライトです。安いフライトの検索には、Skyscannerが便利です。全世界の航空会社のルート・運賃を検索して、最も条件に合う安いフライトを提示してくれます。

なお、ZIPAIRはJAL傘下のLCCで、成田を拠点にアジアや北米へ展開しています。ゆくゆくはニューヨーク便が開設されるのを心から願ってます!また帰りたい!

アラスカ航空はもともとLCCですが、当時ニュースになっていたドア脱落事故(後にボーイングの不具合と判明)の影響で、かなり安くチケットが取れました。

ちなみに、6月には大学からJFK発のシャトルバス案内が出ていたのですが、早くに航空券を取っていたために見逃し、自力での移動に……。

幸い、母親の友人の息子がニューヨークに滞在していることがわかり、その人の車でニューアーク空港からストニーブルック大学までの2時間半の道のりを運転してもらえることに。でも幸運なことに、母の知人の息子さんがニューヨーク滞在中で、彼の車でストニーブルック大学まで送ってもらえることに。本当に感謝しかありません。もしこの助けがなければ、大きなスーツケースを引きながら、電車を3,4回乗り換えて3時間程度かけて行くところでした。

後日、ニューヨークの交通事情についても詳しくお伝えできればと思っています。

大学寮に到着

ストニーブルック大学は、山手線のような円形の道路「Circle Road」に囲まれた広大なキャンパス。中心部に教室棟やカフェテリアがあり、その外側に寮が並んでいます。交換留学生は主に 「West Apartments」というエリアに集められ、3階建てのアパートが9棟並びます。ここには、主に学部3,4年生と、高校のうちにいくつか単位を取った一部の2年生が住んでいます。

Stony Brook Universityの地図とWest Apartmentsの位置

部屋は1人部屋か2人部屋を選べます。ぼくは英語力アップのため&家計の節約のために2人部屋を選びました。1人部屋よりも$1,000(約15万円)安かったのと、プライベートの空間よりも、ルームメイトと気軽に話して自分の英語力を伸ばせる空間が欲しかったからです。結果として最高の選択でした。今ではルームメイトは一生の友人です。ちなみに、2人部屋でも意外と一人の時間は取れます。いつも1人の空間が欲しいわけじゃなければ、皆さんにも2人部屋をおすすめしたいです。

さて、日付が変わって8月20日、初めて見るマンハッタンのビル群やロングアイランドの自然にワクワクしながら、車で大学へ。2時間半くらいのドライブでしたが、友人と話しながら、初めての景色を見ながらで一瞬だった感覚です。はじめての場所、寮生活がどんな感じか、本当にドキドキしていた記憶があります。

車でニューヨーク市を通り大学へ

私の寮のあるエリアWest Apartmentsに着くと、まず管理人のいる「Area Office」というところに行って鍵を受け取りました。スイートメイトはもういるかな?とどきどきしながら鍵をあけて入った私のスイートは、まだ空っぽでした。秋学期開始の1週間前に入ったので、上級生のスイートメイトたちはもっと直前になってから来るようです。

寮の建物外観

キッチンには冷蔵庫、コンロや収納棚など、必要な機材は一通りそろっています。向かいにはリビングがあり、スイートメイトみんなで座れそうなダイニングテーブルと、ゲームや談笑ができそうな2人がけのソファ2つと小さなテーブルがあります。2人部屋には、マットレスと勉強机、そして収納スペースと棚だけ。

キッチン
リビング
2人部屋

写真が2段ベッドなのは訳があって、入居希望者が多く部屋が足りない影響で、一時的に3人で暮らすことになっていました。結局3人目は来ず、2段ベッドの2階部分は1週間程度で取り外されました。

その後、枕や布団、シーツがないので、友人の車でコストコに買い出しに行きました。食料・洗剤・シャンプーやボディーソープ、歯磨き粉など、必要なものはすべてそろいました。最初は自力で買い物に行けない交換留学生にとって、これは本当にありがたかったです。でも、その翌日には、「Shopping trip」という交換留学生のためのイベントで、近くのディスカウントストア「Target」に行く特別バスが1日だけ出るので、皆さんは心配はいりません。

ショッピングカードいっぱいの買い物

ここから、今までの人生で一番貴重な、忘れることのできないニューヨークでの1年が始まります。

大切な友人との出会い

コストコでの買い物を終えると、すぐに最初の交流イベントの時間が。「Ice Cream Social」という名のイベントで、Staller Stepsという、階段状の広場で無料のアイスクリームを食べながら、今年入学する留学生(交換&4年間)と交流しようという内容。

Ice Cream Social at Staller Steps in Stony Brook University

最初は、時差ボケと不安で、まあ参加しなくてもいいかな…なんて思っていました。そんなとき、ここまで車で連れてくれた友人にかけてもらった言葉は「世界中から集まってくる留学生、彼らの英語だってもちろん完ぺきではない。自分の英語に自信がなかったとしても、寮にこもらず、人と会って話ことを大切にしてほしい。もちろんそれは簡単なことではないけど、がんばってみて。」というものでした。その言葉を信じて、イベントに行くことにしました。留学を終えた今、思い返すと、この言葉をずっと心にとめていたおかげで自分が変わることができたし、留学が大成功したきっかけになったと思います。

結果、そこで出会ったある男の子とは、1年間を通じてのベストフレンド、そして人生の親友になりました。最初はアニメの話についていけず「へー、へー」とうなずくだけだったけど、そこから広がる縁って本当にあるんですね。この男の子との交流や旅行については、この後の記事で語っていけたらとおもいます。

この時期に出会った友人たちは、今でも連絡を取り合う大切な仲間たちです。授業が始まるとみんな忙しくなり、新しいつながりができにくくなるので、最初の1、2週間はとにかく積極的に人と関わることが大事です。

ぼくの大学にはそのようなイベントや、クラブ活動がたくさんありました。インスタを交換する、交流イベントに全部出る、クラブ活動に顔を出す。人の性格には相性もあるので、まずはできるだけ多くの人とつながってみてください。

まとめ

この記事では、アメリカ・ニューヨークでの交換留学1か月目の経験を紹介しました。

初めての海外、初めての一人暮らし、初めての外国人との交流……最初の1か月は不安や緊張でいっぱい。でもそれは、みんな同じです。

だからこそ、新しい出会いやイベントにはとにかく積極的に飛び込んでみてください。ちょっとの勇気で、未来が大きく変わります。1年を終えた今、心からそう思います。

次回は2か月目、9月の生活や授業について紹介していきます。どうぞお楽しみに!

コメント