こんにちは。2024年8月から翌年5月までの約1年間、アメリカ・ニューヨークのニューヨーク州立大学ストニーブルック校(Stony Brook University)に交換留学してきたこばやしです。
この記事を読んでいただいた皆さんに、留学してみたい!と思ってもらえるようにシリーズを書いています。また、これから留学することが決まっている皆さんの手助けにもなればと思っています。コメントや質問も大歓迎ですので、お気軽にどうぞ!
皆さんは運転、好きですか?海外でも車を運転してみたいと思ったことはありませんか?
実は、日本の運転免許を持っていれば、簡単な手続きだけで海外でも運転することができるんです。運転免許センターなどで「国際運転免許証(国外運転免許証)」を発行してもらえばOK。試験などは不要です。
それだけで、80か国以上で運転が可能に。もちろんアメリカでも使えます!
留学が1年近くに及ぶ場合、「滞在中に日本の免許の有効期限が切れてしまう」ことがあります。私もそうでした。
出発前に有効期限を必ず確認し、更新が必要なら早めに手続きを。この記事後半で詳しく解説します。
更新のついでに、国際運転免許証の発行も一緒に済ませるのがおすすめです。
国際運転免許証を作って留学先で運転してみよう
運転の予定がなくてもおすすめ
「留学中に運転なんてする予定ないし…」と思っている人も、とりあえず作っておくことをおすすめします!
なぜなら…
- アメリカでできた友達が車を貸してくれるかもしれない
- 春休みや週末に旅行でレンタカーを使いたくなるかもしれない
- 交通機関が不便な地域で移動の自由が広がる
など、予想外のタイミングで運転できる機会がやってくるからです。運転する予定は今はなくても、持っているだけで行動の自由度を上げることができます。
日本の運転免許証があれば、近くの免許センターまたは一部の警察署で即日でたった2,350円で発行できます。
実際、私も最初は運転の予定がなかったのですが…
- 春休みにフロリダ州タンパで友人とレンタカーをシェア
- 春学期中には仲良くなった友人が自分のスポーツカーを運転させてくれた
というラッキーな経験がありました。


この国際運転免許証は日本国内でしか入手できません。海外に出てしまってからでは手遅れなので、出発前に忘れずに準備しておきましょう!
鮫洲で実際に国際免許を発行してきた
私が実際に国際運転免許証を作ったのは、留学の約2か月前、2024年6月23日。
場所は、都内にある鮫洲運転免許試験場でした。
留学中に切れてしまう日本の運転免許証の更新手続きが終わったら、3階にある国際免許発行窓口へ。
実際の流れはとても簡単で、試験もありませんでした。
- 申請書発行機に運転免許証を入れて、申請書を作成
- 印刷された申請書に、パスポート番号や渡航先を手書きで記入
- 窓口に申請書を提出
- 手数料2,250円をクレジットカードで支払い
- 15分後に名前を呼ばれて、国際運転免許証受け取り完了!
拍子抜けするくらいスムーズでした。
混雑状況にもよりますが、30分以内で完了する人も多いそうです。

日本の運転免許証とセットで持っていくことを忘れずに
よくある勘違いなのですが、国際運転免許証だけでは海外で運転できません。
必ず「日本の運転免許証」も一緒に携帯する必要があります。
例えば、私がフロリダ州でレンタカーを借りたときは、どちらの提示も求められました。
一方だけでは貸してもらえないことがあるので注意です。
国際運転免許証の期限は発行から1年なので、早く作りすぎても1年留学だと後半で失効するおそれがあります。計算してみてくださいね。
留学中の免許失効にも要注意!
そしてもう一つ大事なのが、日本の運転免許証自体の有効期限。
私のように大学入学直後に免許を取得した場合、留学期間中に期限が来る人も多いはずです。
日本を離れる前に、必ず更新手続きを済ませておきましょう。
ただし、通常の更新とは違うポイントがあるので、以下にまとめます。
期限内更新は予約不要
通常、免許の更新は「誕生日の前後1か月」に案内が届き、事前予約が必要です。でも、留学などの理由があれば、それより早い時期でも更新できます!
この「早期更新」の場合は、予約不要。
私も予約なしで行きましたが、入口で職員さんに事情を伝えれば、専用レーンに案内してくれました。
入口に入ると予約者がたくさん並んでいたり、予約者専用レーンだけが目立ったりして、一瞬戸惑うかもしれませんが、早期更新であれば事前予約は不要なので、職員さんに声をかけましょう。
必要なものは、通常の更新の際の持ち物に加えて、パスポートや航空券など「渡航を証明する書類」だけです。
更新後の有効期限は1年短くなる
これは要注意ポイントです。
早期更新をすると、新しい免許証の有効期限は、通常の5年後ではなく、1年短い4年後になります。でも、手数料は変わらないので、ちょっと損した気分になるかもしれません。
でも…留学後に更新するのは超面倒
一応、帰国後に免許を更新する選択肢もあります。
この場合は通常の有効期限(5年)になりますが…
- 住民票の写しの提出
- 特別な手続き(再交付に近い)
- 時間的な制約(帰国後1か月以内の申請など)
など、かなり面倒な上に、忘れるリスクも高いです。
実際、免許センターの窓口の人に「どちらがいいですか?」と聞いたら、忘れたり、予定が変わったりことがあるので、先の手続きをおすすめしていました。
実際、私は、留学終了後にいったん日本に帰国してすぐに、留学先でできた友人に会いに世界中を約2か月間飛び回っていたので、事前に更新していなければ完全に失効していたと思います。「今できることは、今やっておく」、これが一番の安全策です。
まとめ:免許の準備も「留学の一部」!
今回は、以下の2つのテーマでお届けしました。
- 国際運転免許証の発行方法と、実際に使ってみた感想
- 留学中に失効しないための、日本の免許更新の注意点
海外で運転するには、現地の交通ルールやマナーをしっかり確認し、無理せず安全第一で。
また、留学前に加入する保険には、自動車保険が含まれていないことが多いので、必要に応じて追加加入を忘れずに!
ほんの少し準備をしておくだけで、現地での行動範囲や自由度がぐんと広がるのが国際運転免許の魅力。
運転に興味がある人も、ない人も、ぜひ「選択肢を広げる一枚」として、検討してみてくださいね。
それでは、次回の記事もお楽しみに!
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