【解説】サブドメインに日本語を使うには?

  • 日本語ドメインを取ったから、サブドメインも日本語にしたい!
  • 漢字やひらがなで入力してもサイトにつながるようにしたい! ←ぼく
  • 日本語サブドメインを作ろうとしたけど、うまくいかなかった…

はい!簡単にできます!

ここで重要な単語は、「Punycode(ピュニコード)」。ぴ、ぴゅに?

Punycode(ピュニコード)

国際化ドメイン名(Internationalized Domain Name: IDN)をアプリケーションで扱えるようにするための仕組みの一つです。

具体的には、国際化ドメイン名の規格であるIDNA(Internationalized Domain Names in Applications)と共に使用されるよう設計された、Unicodeのコードポイント(文字ごとに割り当てられる固有の番号)を、ASCII文字のみを使用して表現する符号化方式(ASCII Compatible Encoding)です。

JPRS用語辞典|Punycode(ピュニコード)

DNS(ドメイン名を管理するシステム)は、ASCII文字(アルファベット・数字・いくつかの記号)しか使えないきまりがあります。

日本語、韓国語、アラビア語など、世界の様々な文字を、ASCII文字に変換してくれるのが「Punycode」という仕組みです。

たとえば、

  • リンゴ.jp ⇒ xn--uckwf1a.jp
  • 林檎.sample.com ⇒ xn--btvx9d.sample.com
  • リンゴはappleと言います。 ⇒ xn--apple-n53dmfwe9b3i7xhuvd8026l.

みたいに、なんでも変換できるんです!

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日本語サブドメインを作ろう!

標準的な工程は、このような感じです。

  1. 作りたいサブドメインをPunycode変換 「林檎.sample.com ⇒ xn--btvx9d.sample.com
  2. レンタルサーバー等の設定画面にて、サブドメイン「xn--btvx9d」を作成
  3. ホスト名「xn--btvx9d.sample.com」として、DNSレコードを追加

2,3の操作は、普段の操作と同じです。

ここはお使いのサービスにより操作が変わるので、主に1を解説します。

まずは、日本語をPunycodeに変換する作業です。

様々な変換ツールが存在しますが、ここでは、例として、

JPRS『日本語JPドメイン名のPunycode変換・逆変換』https://punycode.jp/

をご紹介します。

JPRS『日本語JPドメイン名のPunycode変換・逆変換』 の使い方

使い方は簡単、入力欄に変換したいものを入れて、変換ボタンを押してPunycodeに変換。

すぐ下に、結果が表示されるので、これを使用します。

注意(デメリット)

Punycodeは後付けの仕組みのため、残念ながら、デメリットの部分もあります。

一番大きいのは、

「一部の場所でアドレスがPunycodeのまま表示されてしまう」

という問題です。

例えば、メールアドレスにはASCII文字しか使えません。

つまり、”林檎.sample.com”でメールアドレスをつくると、”info@xn--btvx9d.sample.com”となります。

まるで迷惑メールみたいですね。

編集後記

“hiragana.日本語.jp”より”ひらがな.日本語.jp”のほうが、見栄えがいいですよね。

皆さんもぜひ使ってみてください!

コメントどうぞ!

  1. zowk より:

    参考になりました、ありがとうございます